子どもが夏休みの読書感想文で困っているときの助け舟の出し方
思ったことを書けばイイはアドバイスにならない
夏休みの定番の宿題に読書感想文があります。学校で指定された本の中から好きなものを選んで、感想を書くだけですが、難しく考えてしまう子も多いものです。
読書感想文には何を書いて良いのか分からない。
本は読んだんだけれども、感想が一行も書けない。
感想は「おもしろかった」だけど、それだけれは読書感想文にならない。
という子が多いものです。こうしたときに、「感想なんだから、自由に思った事を書けば良い」と言ってもアドバイスにはなりません。
夏休みの宿題の府読書感想文には何文字以上という文字数の指定があります。
「思った事を自由に書く」だけでは、コレが埋まらないものです。
- ハラハラした。
- おもしろかった。
- 意外な結末でビックリした。
これだけでは指定の文字数に足りません。
読書感想文が苦手な子は何を書いたら良いのかが分からなくて困っているからです。
書く前にストーリーを話させる
読書感想文が書けなくて悩んでいる子に対しては、書く前に読んだ本の内容を話をさせるのが効果的です。
- どんな話だったの?
- 主人公はどんな人?
- なんでそうなったの?
そうした子どもとの会話の中で感想のヒントになるようなことをちりばめます。
- どうして主人公はそんなことをしたんだろう。
- 私だったら主人公とは別の行動をするけど。
- 同じ状況になったら自分ならどうする?
こうしたことを最初から文章にしようとすると難しく感じるものですが、会話の中なら自然と言葉も出てきます。会話の後で、「いまの話したことを感想文にすれば良いんじゃない」と言えば、子どもも書きやすいものです。
「お母さんはこうだと言っていましたが、私はこう思いました」とか、感想文に書けるネタも増えます。感想文が一行も書けなくて詰まっているようでしたら試してみてください。