中学受験国語対策の漢字勉強法
中学受験の国語対策で漢字の勉強は唯一の計算できるものです。
漢字は知っているか知らないかだけで正解かどうかが決まります。読解力や記述力が問われる問題は対策が難しいのものですが、漢字は覚えるだけ。センス不要なのです。
勉強方法もシンプルですし、努力が点に結びつくのも良いところ。また、漢字の問題はできたかどうかが試験中に分かるので、できれば安心して、ほかの問題に取り組めるメリットもあります。
漢字の覚え方
漢字を覚えるための勉強方法は手で書いて覚えることです。
実際に自分の指を動かして紙に書く。
見て覚えるだけでなく、手も動かすほうが暗記しやすいものです。
また、漢字を書いて覚えようとするときは、そのことだけに集中しましょう。
テレビを見ながらでは覚えらません。
一冊の問題集を繰り返す
中学入試レベルの漢字であれば何か一冊の問題集を繰り返し解くことで十分です。
あれもこれもと問題集を変えるのはよくありません。同じ問題集を繰り返し使うことで、あのページの右上に書いてあった字だなといった形で暗記することもできます。
繰り返し使った問題集は、試験前の見直しに使うと効果的です。
何か一冊決めてやりぬくようにしましょう。
漢字が覚えられないときの勉強法
国語の勉強の中では読解問題や記述問題よりも漢字の読み書きは勉強方法がはっきりしていてやりやすい面があると思います。
ただ、やりやすいのと覚えやすいのは別。
漢字の読み書きをしていても、なかなか覚えられないというタイプの人もいます。
暗記は生まれつきの能力なので仕方がないとあきらめてしまっている人もいるようですが、そんなことはありません。漢字を覚えやすい暗記方法というのがあります。
漢字は手で書いて覚える
漢字の勉強では手で書いて覚えるのが基本です。
教科書やノートを見ていても、漢字は覚えられません。
自分の手で書くからこそ、覚えられます。というのも、手で書こうとすると1文字ずつしか書けません。一度に二文字書くことなどできませんよね。
ただ、これが教科書を見て覚えようとすると、一度に2文字以上の漢字が目に入ってしまいます。記憶力がすごく良い人なら、それでも覚えられるのかもしれませんが、普通はムリです。
同時に2つも漢字を覚えられない
「一度に一文字ずつ覚える」ことが忘れないためには必要です。同時に2つも漢字を覚えられません。この「一度に一文字ずつ覚える」ことを強制的にするのが手で書く作業です。
教科書やノートを一文字ずつ見ていこうとしても、視界にはもっとたくさんの漢字が入ってしまっているのでできません。どうしても気が散ってしまうものです。
ところが、字を書くという作業をしていると気が散ることがありません。
自然とひとつの漢字に集中できます。
「集中して覚えなさい」と言われて出来るなら問題ないのですが、そうでないのなら手で書いて覚えるという作業をすることが漢字を暗記するコツです。