中学受験は国語がカギを握る科目となる
どの中学の入試でも国語は必須科目となっており、中学受験では避けては通れない科目です。
また、国語は他の科目よりも配点が高く設定されている学校もあるので、合否を大きく左右する科目でもあります。さらに、文章を読んで内容を理解する読解力は、算数の文章題や社会の問題を解く上でも必要です。
ただ、難しいのは国語の勉強法です。
- 国語はセンスが重要
- 読書で読解力を上げるしかない
- これをやれば成績が上がるという方法はない
などと言われ、中学受験塾でも国語の勉強法については「漢字をしっかり覚えなさい」という程度のアドバイスしかもらえないこともあります。
国語の勉強が難しい理由
算数であれば「公式を覚えて問題を解く」といった定番の勉強方法がありますが、国語にはこうしたものがありません。このため問題を数多く解いても、成績が上がるとは限りません。
国語の読解問題にも法則のようなものがないわけではないのですが、算数の公式ほどしっかりしているものではありません。これが国語の勉強を難しくしています。
それだけに、算数や社会などコレを覚えれば正解できるというものがある科目が得意な子ほど国語が苦手になってしまうものです。
国語には定番の勉強法がないだけで、効果的な勉強法はある
では、国語の成績が上がるような勉強法はないのかというとそんなことはありません。国語の成績が上がったという子は、たまたま成績が上がったわけではありません。
効果のある勉強をしたので、成績が上がったのです。ただ、国語がほかの科目と違うところは、成績の上がる勉強法が人によって違うということです。
算数であれば、「公式を覚えて問題を解く」といった誰にでも効果がある勉強法がありますが、国語にはこうしたものがありません。定番の勉強法がない代わりに相性があるのです。
つまり、Aくんの国語の成績が上がる勉強法とBさん、Cくんのそれとは違うのです。
いろいろな勉強法を知っておくことが中学受験での親の役割
自分にはどんな勉強法があうのかを見つけるのはカンタンではありません。特に中学受験生の場合、入試まで時間が限られています。
注意しないといけないのは、時間が限られていると、逆に今までのやり方にこだわってしまいがちなこと。やり方を変えるとすべてが無駄になってしまうように感じるためです。
このときに大事なのが親の役割です。国語の成績が上がらないと思ったら、勉強方法を変えてみるように子どもをリードしなければなりません。
そのためには、いろいろな勉強法を知っていおく必要があります。このサイトにもいくつか掲載しているので参考にしてみてください。